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[管理人プロフィール]
梅ヶ島温泉 旅館よしとみ荘 若旦那
URL http://www.yositomi.net/
〒421-2301
静岡県静岡市葵区梅ヶ島5287
TEL&FAX/054-269-2202

新東名高速道路「新静岡IC」より車で約1時間、奥深い山々に囲まれた梅ヶ島温泉。
その歴史は古く、一説には1700年の昔から人々に利用されてきたと言います。
武田信玄の隠し湯とも言われ、徳川家康公も訪れたとされる梅ヶ島温泉は、天然湧出の単純硫黄泉。
硫黄の香りが漂い、アルカリ度が高く、一度入ればその滑らかさに驚かれることでしょう。

標高約800m。静岡市街地との気温差は6℃ほど。夏の避暑地としての人気も高いです。

周囲を自然に囲まれたこの地で、それらと接しながら暮らしていると様々なことを感じるようになります。
昔からここに暮らす人々はとことん"ヤマ"を利用してきました。山菜、キノコ、動植物、木材、薪炭、果ては落ち葉や雑草まで。
全て"ヤマ"が勝手に作り出してくれるものです。人間はその中から自分達に必要なものを探し出し、それらが持続的に、効率よく利用できるように手を入れてきました。知識と経験を積み重ねながら。

それが「生きること」であり、「仕事」であった時代は、相当長い間続いたことでしょう。自然の中に人間が入り込み、一つのサイクルとなって、バランスを保ってきたのです。

今、情報伝達や物流、様々な技術の発展によって、社会の求める価値は多様化し、変化し続けています。簡単に変わることができない"ヤマ"は、社会に追いつけず、その価値を忘れられつつあります。人間が入り込むことで保たれていたバランスは、人間の手から離れると、徐々にその形態を失って行きます。

しかし、何百年と人々の生活を支えてきた"ヤマ"には、食料、エネルギー、またそれらに付随する経済的価値など、いつの時代も変わらない需要に応えるだけの潜在能力が秘められていると感じています。しかもそれらは、全てまた利用できる、いわゆる再生可能なものばかりなのです。

現代の需要に十分耐えうる自然な"ヤマ"の形。そんなことを模索しながら、よしとみ荘の敷地をいじりまわっています。