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よしとみ畑考―肥料を全く購入せずに野菜を育てられないか!?(前編)―
 

今までほぼ放置状態だった畑(祖母が少し手を入れたりはしていましたが)を今年から徐々に使い始めています。

やるからにはやっぱり無農薬で化学肥料を使わず有機栽培にチャレンジしたい!と思って農法等を調べていると、意外と身近に余っているものが肥料に使えるかも?という可能性が見え始めました。
ならば、いっそ肥料の全てをよしとみ荘の余り物でまかない、肥料代ゼロにできないだろうか、という思いに至ったわけであります。


ちなみに以下の情報、データ等は全てインターネット内を僕の興味の赴くまま回りつつ集めたものです。
どこで見つけたか忘れてしまった情報もありますので、めんどくさいし、出典等は掲載してありません。そのためそれぞれの情報の保障はできません。あくまで個人的にこう納得しましたよ、という事で。


まず「肥料とは何か?」という基本的なことから知らなければなりません。

野菜に限らず、ほぼ全ての植物は光合成をしています。太陽のエネルギーを利用して水(H2O)と二酸化炭素(CO2)からデンプン(C6H10O5)を作るという例のアレですね。植物のおかげで無機物から有機物が作られ、私達動物はおいしいご飯にありつけるというわけです。

デンプンの役割は「エネルギー源」。太陽の光エネルギーを化学エネルギーに変換し、デンプンという貯蔵しやすい形にして植物の体内に貯め込んでいるのですね。

ただし、デンプンは詰まるところ糖の寄せ集めみたいなものですから、エネルギー源、もしくは何か変換の経路を経て植物の体の構成要素とはなり得ても、単品ではそれ以外の働きをすることはできません(たぶん。確か油脂もCとHとOの結合のみでできていたはずなので、植物の体内でデンプンから油脂に作り変えられて貯蔵されているかも?そういえば人間も糖から脂肪を作っていたような?)。
出来上がったデンプンにCとOとHしか含まれていないのですから、それ以外の元素を必要とするもの(例えば、たんぱく質とか)を合成するためには、材料である他の元素を体外から取り入れなければなりません。その他にも体内で様々な活動をするために必要な元素があるはずです。
人間だって砂糖だけ食べていても生きられないのと同じで、植物も自分の作ったデンプンだけでは生きられないのです。

して、その元素の取り入れという役割を担う器官が根であり、それらの元素を与えるために人間が用意してやるのものが肥料ということになります。
また、植物にとって必要な元素は大体わかっていて、重要かつ多量に必要なものが3つ(肥料の3要素)、その次に重要なものが2つ(足して肥料の5要素)で、その他にも微量に必要な元素があるようですが、それらは土壌中に元から十分含まれていて欠乏することはほとんどないとのこと。

ではその肥料の5要素について個別に記します。

まず特に重要な3要素から。

|眩如N)
これがないとアミノ酸が合成できません。アミノ酸をさらに合成するとたんぱく質、植物動物問わず体内で様々な働きをしてくれる酵素はたんぱく質から出来ています。重要ですね。
農業では「葉肥え(はごえ)」といい、葉を茂らせる効果があるそうです。ただし与えすぎると「つるぼけ」などと言って、葉ばかりが茂り、実がならないということもあるのだとか。

▲螢鵝P)
「実肥え(みごえ)」と呼ぶそうです。呼び名が表す通り、実をつけさせるのに効果を発揮するそうです。花を咲かせるためにも重要だとか。

カリウム(K)
どうも単に「カリ」と呼ぶことが多いようです。「根肥え(ねごえ)」と言い、根を成長させる効果があるそうです。イモ類に有効な感じがしますね。

次に5要素の残りの2要素。

ぅルシウム(Ca)
業界では「石灰(せっかい)」と呼んでいるようです。病気に強くなる等の効果もあるようですが、日本ではどちらかと言うと土壌のpHの調整を目的として使うことが多いようです。
ちゃんと考えるとそれなりに化学の知識が必要そうですが、要するに日本は雨が多く、また島国であるために、土壌中のカルシウムが流されやすく、カルシウムが少なくなった土壌は酸性に傾きやすい。作物の中には酸性土壌を嫌うものも少なくないので、カルシウムを補給してpHを上げてやる必要がある。との解釈で問題なさそうです。

ゥ泪哀優轡Ε燹Mg)
同じく業界では「苦土(くど)」と呼ぶみたいです。誰かなめてみたんでしょうか。苦いんでしょうか。気になります。光合成のための葉緑素を作る材料として重要なんだそうです。


肥料としては以上で良いかと思いますが、畑の土を考える上でもう一つ重要な要素があります。
ここまでの肥料がうんぬんという話は、土の「化学性」に関する話になりますが、次は土の「物理性」に関する話という事になります。

たとえ全ての肥料分が最適な状態で存在していたとしても、それを含んでいる土の状態によって植物の育ち方は大きく変わります。クワも入らないほどガチガチの土では植物も根が張れませんし、砂ばかりのサラサラ土壌ではちょっとの雨で肥料分が一気に流されてしまいます。

理想とされる土の状態は、「保水性が良く、かつ排水性が良いこと。」
そんなことがありえるのかと思いますが、ありえるのです。
土がある程度の大きさ(恐らく数ミリ単位の様々な大きさ)で団子状に固まり、その団子がごろごろと隙間を作りながら集まって土壌を形成した状態になれば、それぞれの団子の中に水や肥料分が蓄えられたまま、隙間には適度に空気が通り、植物も気持ちよく根を張ることが出来ます。「団粒構造」というそうです。

よく「ミミズのいる土はいい土だ」と言いますね。ミミズは土の中の落ち葉などの有機物を食べて生きています。エサを探して土の中を動き回り、その通り道は隙間となり、途中に残していくフンはまさに団子状の土になるのだそうです。団粒構造を作るためには、ミミズにとって快適な環境を維持し、たくさん働いてもらうことが一番近道のようです(このような内容を土の「生物性」として第3の要素としているサイトもあった気がします)。ミミズに限らず、土の中の小動物や昆虫、微生物は畑の土にとって良い働きをしてくれるものばかり(中には病原菌や害虫もいるでしょうが)なのですが、それらの土壌生物は共通して、有機物が沢山含まれている土壌を好むようです。有用な生物を土の中にたくさん住まわせるためには、エサであり棲み処である有機物を定期的に投入しなければなりません。

その有機物として最適なのが「堆肥(たいひ)」です。「肥」とついているので肥料と混同しそうですが、どうも区別して考えたほうがよさそうです。肥料の主な目的は土の化学性の改善ですが、堆肥の主な目的は土の物理性(+生物性)の改善です。堆肥にも肥料分はいくらか含まれていますが、肥料のように作物にダイレクトに効くほど高濃度には含まれていないという考えでいいんじゃないかと思っています。
で、その堆肥の定義ですが、「有機物を積み重ねて発酵させたもの」と解釈すれば良いようです。牛の糞を積み重ねれば牛ふん堆肥、落ち葉を積み重ねれば腐葉土(腐葉土も堆肥の一種ですね)、生ごみを混ぜこんで作れば生ごみ発酵堆肥となるわけです。材料は色んなものを混ぜて作ることが多いようです。混ぜ込む有機物の種類によって、出来上がる堆肥の中に含まれる肥料分が変動するようです。
この堆肥を畑にすき込むことで、土中に有機物が供給され、土壌生物が活発に働き、土の団粒化が進むというわけですね。


とまあ色々書きましたが、とりあえず上記の「肥料の5要素」と「堆肥」をコンスタントに用意することができれば、畑の運営が持続できそうです。
そして次はそれらをどう用意するかですが、長くなってしまいましたので、疲れたし、次回(もしくは気が向いたとき)の更新で考えてみたいと思います。

お詳しい方、「あんたそりゃ間違ってるよ!!」という部分がありましたらぜひ御教授願います。
author:よしとみ若旦那, category:, 20:25
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